1977-04-12 第80回国会 衆議院 決算委員会 第13号
○石原参考人 商品の援助をいたしますると、それを売却いたしまして、その後、見返り勘定が積み立てられるわけであります。それに至りまする経緯につきまして、相手国政府から報告をもらっておるわけであります。
○石原参考人 商品の援助をいたしますると、それを売却いたしまして、その後、見返り勘定が積み立てられるわけであります。それに至りまする経緯につきまして、相手国政府から報告をもらっておるわけであります。
それから日本の産業はとの援助の積立金によって新しい資金源を得たということも、またそれが他日日本国家として返すものであるかどうかを聞く前に、それぞれガリオア・エロア援助の積立金——見返り勘定からの融資を受けただろうと思うのであります。でありますから、当時はそういう考えがはっきりしていなかった。政府当局その他の間ではっきりしておったということは確かでありましょう。
○参考人(小野吉郎君) 十二ページの下の支出の部にあります減価償却費二十六億七千四百万円は、これは前年度におきまして、そういうようなこれに見返るものが、見返り勘定として資産の部にあるわけでございます。その経費と、その三十五年度予算の執行の過程におきまして、予想しております雑収入と固定資産の売却代金千四百万円、これをプラスいたしましたものが自己資金として、三十五年度に保有されたものでございます。
元来見返り資金は、わが国の食糧不足を補うため、連合国から輸入されました援助食糧に対する見返り勘定でありますので、この趣旨にかんがみましても、また食糧増産がわが国経済の自立安定のために、基盤的役割を演じている事実に顧みましても、そうすることが妥当であらうと思うのであります。
この手数料が二百万円とまあ予定されておるわけでありましてこれが丁度引当になつておる、見返り勘定のようになつておるものでございます。その他には例えば府県庁にある古雑誌や古書類を売つた売却代金というような程度のものが雑收入でございまして、ただ予算科目の設定の仕方や何かが十分にできておらないために雑收入の中に多種多様のものが入つておるということは、これは地方側の責任だと私は思つております。
まだ政府は途中だというようなことも聞いておりますが、見返り勘定の今年の計画、特に民間を含めた計画をほしいと思います。それから現在折御中であれば、折衡中のものも一つほしいと思います。それからもう一つは、この法案にも直接関係のある問題でありますが、鉄道の方はいわゆる建設勘定の中で、損益勘定から金が入つて来ておる面が相当あるわけですから、損益勘定の方の資料もあわせて出していただきたいと思います。
○勝間田委員 その程度の問題ではなくて、アメリカの対日援助資金というものも相当の変更があるようでありますし、それからあなたも御案内の通りに、前年度の見返り勘定の繰越し勘定も若干違つて来ておる。それからこの前の予算案の出た当時の見返り勘定の資金計画は、私は若干変更になるような気がするのです。
従いましてイギリスその他におきましても、やはり援助貸金の見返りの援助物資の代金につきまして、やはり見返り勘定を設けまして、その見返り資金の運用につきましては、たとえばイギリスにおきましては、イギリスの政府とアメリカの政府が共同してこれを管理するというような、英米の間の條約がきまつておる。
償却して行くのだということは、この公社がこの見返り勘定の債務を果すべき義務を持つておるのだと、私はこう解釈するのであります。そこで国がその場合には背負い込むのだというのなら、話はわかります。
御案内の通りに、鉄道及び通信に対する去年の二百七十億の見返り勘定からの支出が、いかに大きな衝撃を電気、通信産業、あるいは車輛工場に大きな影響を及ぼしたか、それがいかに沖電機等を初めとする勤労大衆の失業者を生んで行つたか。
この点では二十四年度の見返り勘定の運用は私企業、公企業に対する融投資は合計四百七十億円でありました。それで大部分は債務償還に使われる勘定になつております。即ち八百億円が債務償還、二十五年度の方の見返資金の予算では公企業、私企業に対しての融投資が八百億円、債務償還が五百億円、結局二十四年と二十五年度とは債務償還に使われる高と私企業、公企業に融投資される高とが逆になつている。
○勝間田委員 もう一つお尋ねしたいと思いますが、最近は預金部資金とか見返り勘定とかいうものを短期の資金なり、あるいはときにはたとえば証券融資なり、ある場合においては預金なりをいたしまして、非常にノーマルでない方面にずいぶん使つて行く傾向が強いと思います。
まず第一の点は、二十五年度の建設費に対しまして、百九十四億円の金を使うようになつておるのでありますが、これは見返り勘定からの百二十億と、それから設備負担金、これは昨年度に比べまして非常に少くなつておりますが、進駐軍からの負担でそうなつておると思います。
によりますと、見返り資金の運用につきましては、ある程度債務償還の方に充てなければならないという御説明のように私は聞いたのでありますが、日本に対する米国の援助資金とほとんど同じような性格を持つておりまする、アメリカのヨーロッパ諸国に対するいわゆるマーシャル計画による援助資金、この例を見ますと、やはり日本と同じように、マーシャル計画に参加したヨーロッパ諸国に対するアメリカの援助資金につきましては、その見返り勘定
しかも、池田大蔵大臣は、三宅議員の、減税をいわゆる見返り勘定でやつたらどうかという質問に対して、これを拒絶されましたけれども、三宅議員の質問は、そのようなものではないと私は考えるのであります。すなわち、シヤウプ氏が言つております通り、復金債、国債の償還に多額を支出することは、デフレーシヨンであるのみならず、それは税制改革を困難ならしめ、税を歪曲せしむる原因になると言つておるではありませんか。
しかし見返り勘定は非常な御努力でかなり順調に行つておる方なのですが、一体これの発注というもの、それから実際金が渡つておるもの、これは現在どういう状況になつておりましようか。
そももそもこのデフレの状態が、一歩譲歩いたしまして、安定に対する一つの反動としての、一部困難なる事実といたしましても、それを補正するところの態度というものについては、今度の有効需要の喚起、従つて大衆負担の軽減ということが問題になるし、その場合におきましては申すまでもなく、国家の財政、投資がいかに修正せられるかという点、第二につきましては見返り勘定がいかに投資せられるかという点、第三におきましては申すまでもなく
○勝間田委員 本年度よりも来年度を少くするということでありますが、これは一般会計だけでありましようか、あるいは見返り勘定を含めてでありましようか。
○池田国務大臣 先ほど申し上げておりますように、債務償還の問題につきまして、見返り勘定は別個に取扱うべきものだと私は考えております。
○勝間田委員 見返り勘定ではなくて、一般会計からこれほどのいわゆる金を返して行くということ自身が、私は非常にデフレ政策ではないか、こう実はお尋ねしたわけであります。言葉はあるいは違つておるかもしれませんけれども……。
○勝間田委員 見返り勘定の問題が出ましたから、関連的に質問したいと思いますが、池田さんは打出の小づちと言われたのでありますが、これは前の予算のときにも、これでデイス・インフレの線をつくるのだ、こういう非常な御抱負であられたと私は思うのですけれども、私はそうは考えておらない。
○勝間田委員 それと同時に、従来まですでに見返り勘定の中に繰入れただけでも今まで二百億程度寝ておつたわけであります。もちろん一部食糧証券を買つておつたのでありますが、その残額としても私はそう思うのであります。この二百億円は完全に通貨縮小の原因をなしておつたんじやないか。この点はいかがでございますか。
○勝間田委員 先ほどの御答弁の中で、本年度、来年度という言葉をお使いになつたが、本年度とは会計年度の三月末までのことでございましようか、もしそういうことでありますれば、千四百九十億という見返り勘定の相当部分が来年度に繰越されると見てよろしゆうございますか、その点を伺います。
○大屋国務大臣 現在船舶公団をして民間人と共有の形において船舶の建造をいたさせておりましたが、昭和二十五年度からこの制度を撤廃いたしまして、船舶建造資金は見返り勘定の方から支出いたし、あるいはまた船舶改Aの修繕費の分も見返り賛金の方から調達をいたす考えでおります。なおまた在来の公団のいわゆる継続施設といたしまして、目下いかようなものをつくつたらいいか研究中でございます。
また大蔵大臣は見返り勘定をこれから放出するというのでありますが、これらのものが、ぜひ勤労大衆の雇用力を吸収する経済復興の事業に投資されて、当面は失業者の問題、日本経済の根本的改革の問題に使われなければならないだろう。今われわれが当面しておる問題は、このような予算措置をのんで行くならば、当面デイス・インフレではなくて、デフレーシヨンが起つて、労働者はもつとひどい目にあう危険にさらされておる。